「主が救いを与える」―サムエル記第一17章31～40節―
「そして、ダビデは言った。『獅子や熊の爪からしもべを救い出してくださった主は、このペリシテ人の手からも私を救い出してくださいます。』」サムエル記第一１７章３７節
ダビデは、主が救いを与えてくださるという信仰の確信をもってゴリヤテに立ち向かう事が出来ました。
Ⅰ；大きな問題
私たちの人生には、主が救いを与えてくださいます。それはどんな時でも、どんなに大きな問題の中でもです。
私たちは、経験したことのない問題に直面する事があります。意気消沈してしまうような状況に途方にくれ、何をどのようにしたら良いのか検討もつかないことがあります。それまでは神様の祝福を感謝して歩んでいたのに、とたんに神様がいなくなってしまったかのように孤独を感じ、どのように進めるべきなのか思い悩むことがあります。そのような大きな問題の中にあっても神様は、私たちに救いを与え、助け導くことが出来るのです。私たちは、その事を忘れず、神様を信頼し続けることが大切です。
Ⅱ；神様を見上げる
私たちの人生には、主が救いを与えてくださいます。だから私たちは、いつでも神様を信頼し、神様を見上げて歩むのです。八方ふさがりの状態のサウル王とイスラエルに対して神様は、ダビデと言う一人の少年を用意しておられました。
ダビデを獣から守ってくださった神様は、今も私たちを守ってくださるのです。ゴリヤテに対して勝利を与えられた神様は、今も私たちに勝利を与え、力を与えてくださるのです。
Ⅲ；罪からの救い
私たちの主なる神様は、私たちの罪に対して救いを与えてくださいます。
神様は、私たちを愛するゆえに、私たちのために、救い主イエス・キリストをこの地上に送ってくださいました。罪のない神の御子イエス様が、私たちの罪を全て背負って、私たちの身代わりに神様の罰を受けてくださいました。それが、イエス様の十字架です。
来週からアドベントが始まり、イエス様のご降誕をお祝いするクリスマスがやってきます。私たちは、主なる神様が救いを与えてくださり、愛を注いでくださることを感謝してクリスマスをお祝いしましょう。