「生ける“神の宮”を現す“手紙”」
―Ⅱコリント6:14~7:1―
ギリシア-コリントの人々の日常生活に密着する神の宮/神殿。旧約聖書は「神の宮」を「主の名を置く家」と呼ぶ(Ⅰ列8:16)。
【1】私たちは「生ける神の宮」(14~16節)
イスラエルの王ソロモンはいかに絢爛豪華な神殿もその中に万物の創造者−神を入れることができないことをわきまえていた(Ⅰ列8:27~30)。
使徒パウロは、キリストの十字架と復活を信じ、神の民として歩むコリントの信者−教会を、「神の宮」「聖霊の宮」と呼ぶ(Ⅰコリント3:16,6:19)。この「神の宮」は「神の栄光を現す」ために存在する(Ⅰコリント6:20)。
従って、<不信仰><分裂分派>は「生ける神の宮」を破壊する最も愚かな行為となる。
【2】「わたしは彼らの間に住み、また歩む」(16~18節)
神がご自分の民イスラエルに対してなされた約束、すなわち、『わたしは彼らの間に住み、また歩む。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。』(Ⅱコリント6:16,出25:8,29:45etc.)は、キリスト信者–教会に受け継がれている。(参照)Ⅰペテロ2:4~5
私たちは真の神が臨在される「生ける神の宮」なのである。
【勧め】
「愛する者たち。このような約束を与えられているのですから、肉と霊の一切の汚れから自分をきよめ、神を恐れつつ聖さを全うしようではありませんか。」(Ⅱコリント7:1)
▷キリストを信じる私たち、そしてその集まりである教会が、今日神が遣わされた場所で、真の神が臨在される“生ける神の宮”として神の栄光を現し、その“生ける神の宮”を現す“キリストの手紙”として証しできるように祈ろう!